北横岳を越えて、厳冬期の双子池でテント泊。 

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全国的に雪不足な様子の今年の冬。。

そんな2月はじめの週末、テント泊で長野県の "北横岳" へ行ってきました。

雪山デビューの場所として有名な北横岳。自分にとっては昨年の雲取山以降、2度目の冬山です。










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今回のコースは、まず北八ヶ岳ロープウェイで一気に坪庭駅まで。

そこから登山開始し北横岳山頂へ。

その後、亀甲池経由で双子池まで行き、そこでテント泊。

2日目は雨池経由で再びロープウェイの坪庭駅へ戻る計画です。






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今シーズンは少しずつ装備を整えていました。

初めての12本アイゼンとワカン、それにストックなどなど。

アイゼンとワカンは、何回も自宅で装着練習しましたよ(笑)





そんなこんなで向かえた出発前日の金曜の夜は、仕事を定時で終わらせ帰宅。

簡単な夕食を済ませてお風呂。その後即就寝し、明けて土曜のAM2:00起床。

荷物をチェックし、2:45頃に都内の自宅を出発しました。

冬山テント泊装備19.5kgのバックパックを背負って、ロードバイクで立川駅へ向かいます。

自宅から立川駅まではおよそ30km。深夜の多摩川サイクリングロードをひたすら北上です。


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3:20、立川到着。

駅近くの駐輪場に自転車をとめ、コンビニで朝食を購入。

立川駅周辺には24時間稼働している駐輪場が多数ありますが、

場所によって料金が違うので事前チェックが吉。

私はここへとめようとしましたが、間違えて隣のちょっとだけ高額な駐輪場へとめてしまいました。

だって、入り口の感じが似ているんだもん^^;

その後、4:40立川発のJR中央線に乗り込みます。






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高尾、大月、甲府で電車を乗り継ぎ、7:46茅野駅へ到着。

改札を抜けた後は、駅西口にあるバスのチケット売り場で切符(往復2,200円)を購入。

そして、チケット売り場目の前にある2番乗り場で7:55発のバス待ちの列に並びます。



↓こちらの時刻表にある様に、茅野駅発のバスは7:55の便が始発、次は10:20発になります。

"北八ヶ岳ロープウェイ線" バス時刻表(2019年11月5日~2020年4月24日)

少しでも早く登山を開始したかったので、

立川まで自走し7:55の便に乗れる様な乗り継ぎで茅野駅までやってきました。

新宿発の始発や、あずさ1号だと、この1番バスに間に合わないんですよねー。


ただ、私が到着時点でバス停に結構な数の人が並んでいました。

茅野駅で電車を降りた登山者は数人しかいなかったので、みなさん前泊していたんでしょうか。

バスにはギリギリ座れたのでよかったですが、万全を期すなら次回は前乗りして茅野周辺で一泊しようかな、、






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バスに1時間ほどゆられ、8:50に北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅に到着。

ここで、ロープウェイの往復切符(2,100円)を購入します。

この日は混雑していた様で、ロープウェイは10分間隔で運行していました。

トイレ行ったりや飲み物を準備したりして、9:30発のロープウェイに乗り込みました。






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標高1,771mの山麓駅から、標高2,237mの坪庭駅まで一気にのぼっていきます。

一面の雪景色にテンションあがるっ^^






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坪庭駅に到着!

外へ出ると、これ以上ない様な見事な晴天です。

嬉しいなー^^

はやる気持ちを抑えつつアイゼンを装着。

準備を整えて、10:00 出発です。






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はじめての12本爪アイゼンが気持ちよく雪に効き、歩いているだけでとっても楽しい!

ま、初めての冬靴とアイゼンなのでかなり重いんですけどね^^;





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写真を撮りつつじっくり雪山を楽しみながら、11:00北横岳ヒュッテに到着。

みなさん写真を撮ったり食事をしたり。のんびりした空気が流れています^^






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私もヒュッテの写真を撮ったりしつつ、その後再びスタート。

樹林帯の中を歩き、北横岳南峰と北横岳北峰を目指します。






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そして11:30、北横岳の山頂である北峰に到着。

遠くまで見渡せる澄み切った青空が気持ちいい。

爆風の日が多いイメージの北横岳山頂ですが、風も比較的穏やかです。

(といっても、風速10mは超えていると思われますが^^;)






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ほとんどの登山者はここから坪庭方面へ戻りますが、

私は本日の宿泊予定地である "双子池" 方面を目指して山頂から降下していきます。

ここから先は極端に入山者が減るため、ちょっと慎重に。。


山頂北面にある登山道の様子をうかがうと、下から一人登ってくる方がいました。

「双子池方面から来たのかな?」と思い話しかけてみると、ついさっきここから降りて行った様です。

アイゼンで20mほど進んだところで胸まで沈んでしまい、一旦引き返してきたとの事でした^^;;;;

マジかっ(笑)






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その方はワカンを履いて再チャレンジするとの事だったので、私もここでワカンを装着。

先ほどの方は少し前に出発し、私も後に続き降下して行きます。






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さっきまで大勢の登山客で賑わっていましたが、こちらは無音の静寂空間。。

ワカンと雪が擦れる音だけがかすかに響き、気持ちよく周辺に吸い込まれます。


トレースは先ほどの方のワカンと、その前にスノーシューが1、2名かな。

赤テープ、GPS(スマホアプリのYAMAP)をチェックしながら進みますが、

トレースがあってほんと助かりました。


結構な急登(って言うのかな?降りですけど^^;)だったけど、危険箇所もなく、

道迷いに気をつければ大丈夫そうな道のりです。

ただ、トレースを踏み外すと膝から腰くらいまで沈みました。


今回は降りだけど、これを登るのはホント疲れそうだな、、、






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道迷いにビビり若干緊張しつつも

13:30、北横岳から双子池に至る中間地点、"亀甲池" に到着。

ここで、先ほどのワカンの方が休憩しており、追いつきました。

私もザックをおろし、飲み物と行動食で休憩します。


お互い休憩しながらお話しすると、

この先の双子池幕営、次の日の雨池経由での坪庭帰還まで、私と同じコースの予定だそうです。

実際、次の日のロープウェイ駅まで、程よい距離感でよくお話しさせていただきました^^

トレース無しの一人きりだったらちょっと心細いなー、なんて思っていたのでとても嬉しかったです。






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再び出発し、双子池方面へ。






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若干登り返し、小さなピークを超えます。

北横岳までのよく整備された登山道とは異なり、倒木を避けながらの行程。






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亀甲池から40分ほど歩くと、目の前がひらけてきた。






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一面雪に覆われた雪原、、

14:20、本日の幕営地 "双子池" に到着です。


先ほどのワカンの方以外に2名、幕営準備をしていました。

こちらの方ともお話ししたところ、お二人はスノーシューで、

北横岳から双子池までノートレースをラッセルしながらやってきたそうです。



正直、私はノートレースだったら北横岳で引き返して日帰り登山にしようと思っていました^^;

ホント、先行者の3名には感謝です!!






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この時期双子池を訪れる人は少なく、池のほとりにあるキャンプ地はとても綺麗な雪原。

でも、それゆえ整地された場所はありません^^;

地面なのか凍結した湖面なのかその境目がわかりませんが、

キャンプ場内の気に入った場所をワカンで整地します。


ソロなのに私のテントは3人用と無駄に大きく、広い面積が必要なため整地に苦労します^^;;

設営後はガスでご飯を炊き、夕食。

中華丼、ラーメン、野菜スープをいただき、ようやく落ち着きます。。






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やがて陽も落ちます。

双子池は窪地のため、夕日は見れませんでした。

夜も写真を撮りましたが、

月明かりのおかげで星はそれほど多く見えませんでした。

夏なら水面に映る天の川が見られるかな??


そんな、雪に囲まれた静かなキャンプ場で夜は更けてゆき、

21:00頃シュラフに入り就寝しました z z z









2日目

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AM5:00起床。少しずつ空が明るくなってきた。。

もぞもぞと起き出し、写真を撮る。






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めちゃんこ寒い^^;

シュラフの外にあるもの全てが凍りついています。

てか、シュラフも自分の息がかかる部分は凍っていました。

吐く息も、すぐに凍ってしまうんですね。






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温度計をみてみると -20°!!

冷凍庫より寒いな、、(笑)


八ヶ岳はとにかく寒いと聞いていたので、それなりに準備をして来ました。

シュラフは "Western Mountaineering Versalite"

マットは "Therm-A-Rest® NEOAIR™ XTHERM™"

当然ですが、自分の持っている装備で一番温かいものをチョイスしてきました。


ただ、今回はそれだけだと全然厳しいと予想していたので、

象足、ダウンジャケット、ダウンパンツを着込んで寝ました。

あと、靴下に足用カイロを貼り、足先も対策万全。

寝始めて少しすると膝のあたりが冷える感じだったので、

そこにもカイロを貼ってカバーしました。

おかげで朝までぬくぬく超快適^^


ただ、水や食料、バッテリーや登山靴(雪を落として袋に入れてね)など、

凍ったら困るものを全てシュラフに入れて寝たので、かなり窮屈でした^^;;

特に登山靴は大きいし重いし、、

次回よほどの環境でないかぎり、靴は外に出しておいてみようかな。


それにしても、NEOAIR™ XTHERM™" は素晴らしいですね。

この気温でも下からの冷えはまったく感じず、安心して寝られました。

まぁエアマットなので、パンクしたら地獄ですけど、、^^;;







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外に出してあったストックは真っ白。。


写真はほとんど"Canon" の "5D mark2" で撮影していますが、

-20°の環境下含め、全く問題なく使用できました。

今まで特に不具合もなく、気にしたこともなかったのですが、

信頼感、安心感共に改めて実感しました。








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凍てつく世界の写真も一通り撮ったので、朝食の準備。

シュラフの中に入れてあった水を使いつつ雪を溶かしてお湯を作ります。

気温が低すぎてガスがめっちゃ弱かったので、朝は固形燃料を使用しました。






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食事もすませしばらくすると、窪地の双子池にも日が差して来た。

今日も天気が良さそうです!






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その後、キャンプ装備を片付け撤収。

アイゼンとワカンで出発します。






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キャンプ場の対岸にある "双子池ヒュッテ"

現在は冬季閉鎖中です。

スノーシューの二人は、本日北横岳に登り返すと言っていたので、

こちらに来たのは先日のワカンの方だけかな。






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ヒュッテ入り口にある料金箱に、

テント場使用料800円+トイレ利用料200円、合わせて1,000円を入れていきます。






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こちらがヒュッテにあるトイレ。

キャンプ場にもトイレがありますが、なかなかハードな状況なので女性はこちらの方がよいかな^^;

私は気にしないので、キャンプ場のトイレを使いました。






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しばらくヒュッテ裏側を進みます。

道もわかりやすくて歩きやすい。






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大石川林道との分岐。

大石川林道は落石の危険があるため現在通行止。標識にもテープが貼られています。

ここからは "うその口地区" と書かれた方へ向かいます。






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しばらく進むと "カラ川橋" という橋に着きます。






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"カラ川橋" を渡って右手に、"雨池" 方面への登山道があります。

登り始めが狭くて急登で、ホントにココなの??って感じ。

ちょっとビビる^^;






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GPSを確認しながら進みますが、赤テープもしっかりあって安心感があります。

なにより、トレースがあるので歩きやすい^^

途中で先日のワカンの方に追いつきました。

トレースが消えており、道を探していた様です。

私も一緒に赤テープを探し、その後登山道に復帰しました。

そこから先は雨池まで私が先頭でノートレースをプチラッセル。






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そんなこんなで12:00、雨池到着。

こちらも全面凍結しており、気持ちいい!

湖面上を歩きます^^






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雨池を渡ったところでワカンを外し、

歩きやすい林道を進みます。






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その後、雨池峠分岐で林道を離脱。

登山道を進みます。






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メルヘンチックな登山道なのですが、

テント泊装備が体にのしかかり疲労も溜まっているので、休み休みです^^;






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疲れた足でゆるゆると坂を登り、13:00雨池峠に到着。

この辺りまでくると人も増え、賑やかになって来ます。






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綺麗な空、、

八ヶ岳ブルーとはよく言ったものだ。。






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ちょっと歩くと、縞枯山荘が見えて来た。

おとぎ話に出てくる様なかわいい三角屋根^^






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ここまでくれば、あと少しです。

縞枯山荘前で最後の補給食。






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あとは歩きやすい坪庭周辺を進み、ウイニングラン(笑)






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そして13:45、ロープウェイの坪庭駅に帰還しました。

私がアイゼンを外していると、昨日から一緒だったワカンの方(もうワカン履いてないけど)も到着。



このまま一緒に飲みにでも行きたい勢いでしたが、

私は14:45のバスに乗らなきゃならなかったのでここでお別れ。

またどこかの山で会いましょうと言葉を交わし

私は一足先にロープウェイに乗り込みます。。


その後、ロープウェイで山麓駅まで下山。

14:45のバスに満員列車状態で乗り込み、15:40茅野駅に到着。

駅近くで蕎麦を食べ、16:19発の特急あずさに乗り込みます。

電車に揺られて18:10立川駅に到着し、そこから自宅までロードバイクで30km自走。


最高の思い出と共に夜の多摩川サイクリングロードをはしっていましたが、

通い慣れたこのルートでなぜか道を間違たり、チェーンが外れたり^^;;;


最後まで気をぬくなって事で、改めて肝に銘じ、帰宅しました。。


おしまい!



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